DVD『タクシードライバー』を見る

 ベトナム戦争後の1970年代のアメリカ社会の混乱と無力感を描いたこの作品は、孤独感に苛まれるニューヨークのタクシードライバー、トラヴィスをロバート・デ・ニーロが演じており、彼は社会の不正と悪徳に怒りを感じており、大統領候補のパランタインの選挙運動員のベッツィをデートに誘うものの、トラヴィスがデートの場所としてポルノ映画館を選んだためベッツィは怒って家に帰ります。そんなトラヴィスは次第に狂気に翻弄されて、筋トレなどをはじめ肉体を鍛え始めます。そして、ついには拳銃を4丁購入し、銃を撃つ練習を始めます。そして、トラヴィスは以前にタクシーに乗せたことのある売春少女、アイリスの売春行為をやめさせるためアイリスの説得に取り掛かり始めます。しかし、アイリスはギャング一味の掌中にあるためアイリスは売春をやめられません。そんなおり、トラヴィスは頭をモヒカンスタイルにしてパランタインを銃で殺害しようとする。しかし、その企ては失敗に終わる。狂気に踊らされたトラヴィスは売春宿に単身乗り込み、次々にギャング一味を銃で撃ち殺していく。自分も負傷してしまったが、トラヴィスはギャング一味を一掃してしまいます。そして、ついにトラヴィスはアイリスを売春の悪の巣窟から救い出したのです。

終盤の名場面と言えば、ギャング一味と死闘を繰り広げたあと、ロバート・デ・ニーロが指を銃の形にして自分の頭を撃つまねをするシーンでしょう。

当作品は1970年代のベトナム戦争後のアメリカ社会の混乱と無力感の中にあるいちタクシードライバーの孤独感と狂気を見事に描き出した名作と言えるでしょう。

皆さんも見る機会があればぜひ鑑賞してください。

それでは、またこのブログの場でお会いしましょう。


ゆるゆる警備員日誌

中年の警備員男子です。徒然なるままにケイビな日々を綴ります。

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